千鳥足の千鳥ってなに?
早いもので、もう4月。ようやくあたたかくなってきましたね!
夜になれば新年会や歓迎会で、ちょっと飲みすぎてしまった「千鳥足」の人も見かけます。

ところで、この「千鳥足」って、一体なんのことなのでしょう?

シロチドリ
By Bogbumper [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

チドリは小鳥のなかまで、日本でも川や湖などの水辺でよく見られます。
脚の親指にあたる骨が退化していて、他の鳥とはちょっと違う歩き方をします。
なんと千鳥、右足と左足を同じ直線上に踏み出す、モデルウォーキングなんです!



なるほど、さすがモデルウォーク!(>_<)
スズメなどは両足で跳びはねて前進しますが、チドリはなかなかスマートに歩いている気がします。
……でも、あれっ? これが「千鳥足」なんでしょうか?

コチドリ
By Alpsdake [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

実は子育て中のチドリは、ヒナのいる巣に外敵が近づいたとき、傷ついたふり(擬傷)をして外敵の気をひき、ヒナから遠ざける行動をとります。その羽を広げて左右にジグザグとふらつく姿が、「千鳥足」なんです!



なるほど~たしかに千鳥足!
みなさんも飲みすぎには気を付けてくださいね。




ちなみに、マフラーや洋服などでもおなじみの「千鳥格子」。
千鳥が連なって飛んでいるように見えるからそのように呼ばれているようですが、もとは英国発祥の模様。
現地では、ハウンドトゥース・チェック。つまり「猟犬の牙」のチェックと呼ばれているとのことでした!



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