知らなかった!ハトの3つの奇妙な生態
誰もがご存知「ハト」ですが、実はこのハト、誰も知らない驚きの生態の持ち主なのです。

① ハトは授乳する!?

ハト
By Jean-Daniel Echenard [CC BY-ND 2.0], via flickr

言うまでもなく鳥類ですが、オス・メスともに素嚢(そのう)と呼ばれる喉の消化器官で、鳩ミルク(ピジョンミルク)と呼ばれるミルクを作り、まるで哺乳類のように雛に与えて育てます。

ミルクといってもチーズのような、白~黄色っぽい塊です。オスもミルクを作るなんて、哺乳類以上のイクメンと言えますね!


②年中繁殖期!?

1日に何度も交尾を行い、年に7~8回も産卵をします。つまり、人間同様、年中繁殖期です。
だから、いつでも、どこでも、あんなにたくさんいるんですね!

ハト
By Augustus Binu [CC BY-SA 3.0], via Wikipedia


③首を振らなくても歩ける!?

ハトは首を振りながら歩くため、首を固定したら歩けないと思っている人もいますが、もちろんそんなことはありません。

実はハト、暗闇を歩かせると、首を振らず、脇目も振らず、普通にサッサと歩くのです!
人間が見ていないから? さすがにそんなことはありません。
ベルトコンベアを逆走させても、首を振らずに歩くそうです。

これは、なるべくある一点から頭を動かさないように歩くことで、視界の揺れを抑えているのではないかと考えられています。
バレリーナやフィギュアスケーターが回転するとき、目が回らないように最後まで頭を残して回るのと同じなんですね!

ハト
By Lou Gabian [CC BY-NC-ND 2.0], via flickr

どこでもわがもの顔で闊歩しているハト。じゃまだと思わず、今度じっくり観察してみてくださいね。
少し知るだけで、なんだか可愛く思えてくるものです。



[その他の鳥類の記事]

[人気の記事]

[参考文献等]






ゴリラはみんなB型・・・ではない?

一日数分しか眠らないあの動物も、本当は寝たかった!