「世界三大珍獣」、「生きた化石」、「森の貴婦人」、「アルパカパカパカちょっとオカピー」――
このように様々な異名(?)を持つ「オカピ」は、1000万年前からその姿を変えていないのにもかかわらず、20世紀に入るまで発見されることのなかった、不思議で珍しい動物です。
By Raul654 [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons「
オカピはキリンのなかまである」という記事は先日書いた通りですが、お尻だけ見ると、やっぱりシマウマに間違えてしまいそうです!

そんなオカピの母乳は大変栄養価が高いため、オカピのお母さんが赤ちゃんにミルクを上げるのは1日に1度だけです。
また、赤ちゃんもそのミルクのほとんどを吸収してしまうため、生まれてから一か月近くもフンをしません。
そのため、巣に赤ちゃんがいることが天敵にばれにくくなっているようです。(^-^)
By Heather Paul [CC BY-ND 2.0], via flickrちなみに、オカピの遺伝子は他の動物と比べてとても変わっているそうです。
普通の動物の染色体は偶数本から成るのですが、オカピは染色体が奇数本の個体が数多く存在しているらしいのです。
通常、染色体が奇数本の動物は子孫を残すことができないため、オカピのように種として繁栄していることは大変珍しく、遺伝学的にもオカピの研究は盛んだそうです。
存在が珍しいだけでなく、遺伝子的にも珍しいなんて、世界三大珍獣のNo.1はオカピかもしれませんね!
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