どこのどなたが決めたのか知りませんが、世界三大珍獣と言えば、ジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバ。
今回はそのうちのひとつ、珍獣オカピについてです!
By Raul654 [GFDL], via Wikimedia Commons「オカピ」とは、現地の人の言葉で「森のウマ」。
ウマと言いつつ、ロバのような頭にシマウマのようなおしりです。
ビロードのような毛並みがとてもきれいで、足のしま模様が美しいことから、「森の貴婦人」とも呼ばれています。
大人しく臆病な性格で、ずっと森の奥に隠れていたため、1901年になってようやく発見された動物です。
そのシマシマ模様から、当初はシマウマのなかまだと思われていました。
By Derek Keats [CC BY-SA 2.0], via flickrでも、実はオカピはシマウマのなかまではありませんでした。
ロバでもウマでもありません。もちろん貴婦人でもありません!
ではなんのなかまなのかというと。。。
By OZinOH [CC BY-NC 2.0], via flickrヒント1:ヒヅメが中央で2つに分かれている。
シマウマのヒヅメは分かれていないので、違うなかまだとわかりました。
By and the moon rose [CC BY-NC-SA 2.0], via flickrヒント2:頭にツノがある。
オスだけですが、軟骨を皮膚で覆ったツノを持っています。
この狭くて長い顔の輪郭も似ています。
By brick1083 [CC BY-NC 2.0], via flickrヒント3:長いくて青黒い舌を持つ。
この長ーい舌は40cmもあり、なんと耳まで届きます。
この舌で食べ物を絡めとったり、毛づくろいをしたりします。
この青くて長い舌。。。どこかで見たことありませんか?

そう、キリンです!
実はオカピ、発見されたのは20世紀のあたまととても最近ですが、1千万年前から同じ姿で森の中にひっそりと暮らしており、そのうちの一部がサバンナに出てキリンに進化しました。
つまり、オカピはキリンの祖先なのです!!
それにしても、1千万年前から同じ姿だなんて。。。
珍獣、生きた化石と呼ばれるわけですね。
オカピからこんなに首が伸びてしまったキリンにもびっくりですけどね!
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