カモシカは大根足
スラリと長くて美しい足のことを、「カモシカのような足」と言いますよね。
でも、カモシカと言われても、どんな色でどんな形の動物だったかあまりピンとこない方も多いのでは?

今回はそんなカモシカの美脚を拝見!
私たちと同じ日本に生息にする、ニホンカモシカをご覧ください。

ニホンカモシカ
By eesti [CC BY-NC-ND 2.0], via flickr

・・・あれっ!? カモシカって、こんなのでしたっけ?
前あしは細いような気もするけれど、後ろあしは結構しっかりしているし、それより、なにより、なんというか。。。全体的にちんちくりん!?!?



実は「カモシカ」を漢字で書くと「羚羊」。
「レイヨウ」という別の動物たちを漢字で書いても「羚羊」。

ありえないことに、ここで取り違えが起きてしまったのです。
「羚羊のような足」は「カモシカのような足」ではなくて、本当は「レイヨウのような足」だったのです!




では一体「レイヨウ」は何者かというと、ウシのなかま約130種のうち、約90種を含む、アンテロープとも呼ばれるグループのことです。

7割近くも含むくせに、カモシカはレイヨウではありません。
同じ漢字まで使っておいて、ややこしいですね。。

そんなわけで、今度こそ「レイヨウ」たちのおみ足を拝見ー!
たしかにみんな、カモシカよりスラリと細長くて美脚です。


インパラ
By Ikiwaner [GFDL], via Wikimedia Commons

まずは、ツノが特徴的インパラ。
発情期にしゃがれた大声で鳴くのでうるさいらしいです。


ヌー
By Pcb21 [CC BY-SA 3.0], via Wikipedia

次は「げ・ぬー」と鳴くヌー。
「げ・ぬー」と鳴くので、そのまんま、ヌーです(Gnu)。
数十万頭にもなる巨大な群れで、草原を求めてサバンナを大移動します。


オリックス
By Thomas Schoch [CC BY-SA 3.0], via Wikipedia

ラストは、長いツノと身体の模様が特徴的なオリックス。
暑く乾燥した地域で生きていくため、体温が45℃を超えても涼しい顔です!



なんだか話が発散して収集がつかなくなってきましたが、カモシカについて、最後にとんでもない話をもう1つ。

さっきはさらりと流しましたが、実はカモシカ、カモでもシカでもなく、、、

ウシのなかまなんです!!!

ニホンカモシカ
By Jdombrow [CC BY 3.0], via Wikipedia

・・・。

ウシにもシカにも見えないよっ!! ヽ(#`Д´)ノ



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