とってもエコで省エネに生きる動物、
ナマケモノの記事を先日書きましたが、
ナマケモノの身体には他にもたくさんのエコで省エネな工夫が見られます。
たとえばナマケモノは、一生のうちのほとんどを木の枝にぶら下がって過ごします。
そのため爪がフックの形をしているので、力をほとんど使わずに木にぶら下がっていることができます。
By Michelle Bartsch [CC BY-NC-ND 2.0], via flickrでも、その爪がじゃまなせいか、地面を歩くのはとてもへたくそ。
たまに移動のために地上に降りた時は、ずりずりはって進みます。
うーん、確かに進みにくそう。
By .ygor [CC BY 3.0], via GATAG | Free Photo 2.0ちなみに洪水の多い地域に住んでいるので、泳ぎは意外と速くて上手だったりします。
びっくり!
そんなナマケモノは天敵と戦うすべを持たないので、ただひたすら見つからないように、木にしがみついて静かに動かず隠れるのみです。
そうして緑の生い茂る森の中であまりにもじーっとしていたので、ついには身体から緑の「藻」が生えてしまいました。
生えてしまったというよりも、体毛の表面にとても小さなでこぼこがあり、そこで藻を育てているのです。
By Stevenj [CC BY 2.5], via Wikimedia Commons遺伝的に緑の色素を持たないせいか、緑色の哺乳類というものは存在しませんが、このナマケモノは唯一身体に藻をはやすことで緑色を手に入れ、大森林の中にまぎれて暮らしています。
ちなみにここだけの話、やっぱりちょっとにおうらしいです。。。
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