怠け者、なんて不名誉な名前をつけられてしまったナマケモノですが、怠けているのではなく、実はとってもエコで省エネな生き物です。
By Jsfouche [CC BY-SA 3.0], via wikipediaまずは食事。
なんと一日に葉っぱ数枚(8g程度)しか食べません!
時間をかけてゆーっっくり消化するので、身体の中を通過するのに1ヶ月以上もかかることがあります。
そして食事が終わったら消化のために、一日20時間は休んだり眠ったりじっとしてすごします。
それから排泄。
一週間に一回、木から下りてその根元で用を足します。
ちゃんと穴を掘ってその中に排泄し、上から枯れ葉をかぶせて後始末します。
それが木の養分となるので、省エネな上にとってもエコ!
さらには体温。
動物が熱を作り出して体温を一定に保つにはとても多くのエネルギーを必要としますが、ナマケモノは体温調節機能を放棄してしまったため、外気温に合わせて体温が25~35℃の間を変化します。
つまり、哺乳類ではとても珍しい変温動物です。
でも、雨が続いて体温が下がると、おなかの中の食べ物を消化できなくて、満腹なのに餓死してしまうことも。。。
By Christian Mehlführe [CC BY 2.5], via Wikimedia Commons省エネすぎて若干心配になりますが、ちゃんと現代まで生き延びているところを見ると、これはこれで生き方としてアリなんですね。
ナマケモノってすごい! (^o^)
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