カバはピンクの汗をかく?
カバについてよく耳にする噂――カバはピンクの汗(血の汗)をかく。
正確に言うと、これは実は間違いです。

カバは汗腺のかわりに、汗腺が変化した「粘液腺」というものを持っており、そこから汗のかわりに粘液を出します。
汗でなくこの粘液が、ピンク色なのです。

(ちなみに、カモシカは青い汗をかくのは本当らしいです!!)

カバはピンクの汗をかく?
© Pbrundel

カバは漢字で書くと「河馬」ですが、その名の示す通り、多くの時間を水中ですごします。
そんなカバの皮膚はとてもデリケートで、乾燥や紫外線に弱いのですが、このピンクの粘液で乾燥や雑菌の感染、日焼けを防ぎ、皮膚を守っているそうです。

カバはピンクの汗をかく?
© Patrick Gijsbers

おまけに。
カバは目、鼻の穴、耳がすべて頭の上に一直線に並んでいるため、体のほとんどを水中に沈めたまま周囲を見渡すことが可能です。
便利ですね!




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