サラブレッドより速く走る二本足の動物
突然ですが、問題です。
時速70kmのサラブレッドよりも速く走る、二本足の動物はなんでしょう?

ダチョウ
By No machine-readable author provided. [CC BY-SA 2.5], via Wikipedia

正解は、世界最大の鳥類、ダチョウでした!
彼らは飛べませんが、サラブレッドと同じ速さで走れる非常に駿足な鳥です。
しかもそのまま長時間走り続けられる持久力も兼ね備えているんです。
飛べない豚はただの豚でも、飛べない鳥はただの鳥、というわけではなさそうですね。

ところで、そんなダチョウのオスとメスの見分け方、ご存知ですか??

ヒントは、奥がオスで、手前がメスです!!

ダチョウ
By Peter Miller [CC BY-NC-ND 2.0], via flickr

そうです、体の色が黒いのがオス、茶~灰色っぽいのがメスです。
これは保護色になっていて、オスは夜の闇、メスはサバンナの大地の色にまぎれて、ヒナを交代で守っているそうですよ☆

ダチョウ

ちなみに、ダチョウには人間が乗ることもできるようです。
怖そうですが、一度乗ってみたいですね~♪



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くすぐられて大笑いする動物
チンパンジーの笑顔は恐怖の表情」という記事は先日書いた通りですが、でも実際のところチンパンジーは、本当に笑うことができるんです。
飼育員さんにくすぐられて、大笑いしているチンパンジーがこちら!



ずっと見ていると、なんだかつられて笑ってしまいます。(笑)

それにしても、笑う動物ってあまり聞かないですよね。
笑えるのは、チンパンジーやゴリラなどの類人猿。それからアメリカの研究によると、一部のネズミがくすぐった時に「ハッピーノイズ」という人間には聞こえない超音波の笑い声を出すことがわかったそうです。

チンパンジー

ちなみに、チンパンジーは人間にもっとも近い動物と言われ、DNAの98%以上が一致すると言われています。
でも、人間とバナナもDNAの50%が一致するそうです。……えっ!? Σ(゚Д゚),



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脳半分ずつ眠るイルカ
キリンは1~2分しか熟睡しない」という記事を先日書きましたが、実はもっと面白い眠り方をする哺乳類もいます。

みなさんは、イルカやアザラシなど、海の中で暮らす哺乳類はどうやって寝ているか知っていますか?

イルカ
By Ed Dunens [CC BY 2.0], via flickr

彼らは肺呼吸をしているため、イルカであれば、だいたい40秒に1回は海中から顔を出して息継ぎをしなければなりません。
眠ってしまったら泳げないし、息継ぎできずに溺れてしまわないか心配です。。。

でも大丈夫!

イルカ
By Saku Takakusaki [CC BY-ND 2.0], via flickr

実は、イルカやアザラシは右脳と左脳を交互に眠らせる「半球睡眠」という特殊な眠り方をすることで、半分眠り、半分起きている不思議な状態で溺れることなく泳ぎ続けることができるのです。
半球睡眠時は片目を閉じてゆっくり泳いでいるそうで、子供のいる親イルカは、起きている方の目で子供をしっかり見守っているそうですよ♪

イルカ
By National Media Museum [CC BY-NC-ND 2.0], via flickr

ちなみにイルカだけでなく、渡り鳥も海を渡る時に半球睡眠を行っています。
たしかに、海の上では身を休める場所がないですものね。。。

私たちは、布団やベッドでゆっくり眠れる人間でよかったです。(^-^;



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千鳥足の千鳥ってなに?
早いもので、もう4月。ようやくあたたかくなってきましたね!
夜になれば新年会や歓迎会で、ちょっと飲みすぎてしまった「千鳥足」の人も見かけます。

ところで、この「千鳥足」って、一体なんのことなのでしょう?

シロチドリ
By Bogbumper [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

チドリは小鳥のなかまで、日本でも川や湖などの水辺でよく見られます。
脚の親指にあたる骨が退化していて、他の鳥とはちょっと違う歩き方をします。
なんと千鳥、右足と左足を同じ直線上に踏み出す、モデルウォーキングなんです!



なるほど、さすがモデルウォーク!(>_<)
スズメなどは両足で跳びはねて前進しますが、チドリはなかなかスマートに歩いている気がします。
……でも、あれっ? これが「千鳥足」なんでしょうか?

コチドリ
By Alpsdake [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

実は子育て中のチドリは、ヒナのいる巣に外敵が近づいたとき、傷ついたふり(擬傷)をして外敵の気をひき、ヒナから遠ざける行動をとります。その羽を広げて左右にジグザグとふらつく姿が、「千鳥足」なんです!



なるほど~たしかに千鳥足!
みなさんも飲みすぎには気を付けてくださいね。




ちなみに、マフラーや洋服などでもおなじみの「千鳥格子」。
千鳥が連なって飛んでいるように見えるからそのように呼ばれているようですが、もとは英国発祥の模様。
現地では、ハウンドトゥース・チェック。つまり「猟犬の牙」のチェックと呼ばれているとのことでした!



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青い汗をかく生き物
カモシカは短足で大根足」というちょっとびっくりな記事を先日書きましたが、まだまだそれだけでは終わりません。

実は、カモシカの汗は青いんです! そのため、マタギの間では、「アオ」と呼ばれているそうです。

アオ
By Ken Ishigaki [CC BY 2.0], via flickr

もう一つ、「アオの寒立ち」という言葉があります。
寒い冬の日、彼らは崖に立ってあたりを見渡すように、何時間もじーっと突っ立っていることがあります。
なんだか山の神様のようで神秘的な気もしますね。

アオの寒立ち
By Jdombrow [CC BY 3.0], via Wikipedia

一説によると、彼らはウシのなかまなので、反芻(消化のために、一度飲み込んだものをもう一度かみ直すこと)をしているところだそうです。
ウシは横たわってゆっくり休みながら反芻をするのですが、崖や雪山に住む彼らは寝転がるスペースがないため、立ち尽くしているのではないかとか、、、


ニホンカモシカ
By Tomoaki Kato [CC BY-NC 2.0], via flickr


汗の色といえば! よかったら、「カバはピンクの汗をかく!?」の記事もお読みください☆



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