面白い動物ネタ、動物雑学・豆知識を楽しく紹介します

先日沖縄の美ら海水族館に遊びにいってきたのですが、びっくりな話を教えてもらいました!
みなさん、サンゴは動物だって、ご存知でしたか!?
By Toby Hudson [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons彼らは卵から生まれ、数日間はプランクトンとして海の中を泳いで暮らします。
そしていい感じの海底を探し、そこに「着底」、つまりこれから「サンゴ」になる場所を決めるのです。
産まれてから一週間程度だけですが、サンゴも泳いで動くことができるんですね♪
海底にくっついてからは、海中のカルシウムを取り込んで、いわゆる私たちの知っているサンゴとなる骨を作り始めます。
そして、自分のクローンをどんどん作って増殖していきます!


これはサンゴの骨ですが、この骨の小さい穴の中それぞれに、1つのサンゴ(ポリプ)が住んでいました。
私たちが見ているサンゴは、サンゴの「群体」です。
サンゴは動物なので、食事をしたり、排泄をしたり、産卵をしたりします。
また、褐虫藻という植物性プランクトンを体の中に育てている種類もいます。
By Greg Goebel [CC BY-SA 2.0], via flickrちなみにイソギンチャクと珊瑚は同じ仲間で、違いは骨があるかないかだけだそうです。
世界は不思議な生き物がいっぱいですね!
[参考文献等]
「
ラッコはあたたかい海では沈んでしまう」という困った話は前回ご紹介した通りですが、ラッコが貝やカニなど硬いものを食べるときに、おなかの上においた石にぶつけて叩き割って食べる話は有名ですね
![tool-using-animals-03-l[1]_convert_20160312015136](https://blog-imgs-90-origin.fc2.com/a/n/i/animalpedia/20160312015221bc1.jpg)
そんなおなかの上の「石」ですが、その辺の石ころを適当に拾ってきたのではありません。
実はラッコは、お気に入りの「My箸」ならぬ、「My石」を持っているんです。
ラッコのわき腹は皮膚がだぶついており、そこにMy石や余った食べ物をポケットのようにしてしまっておくことができます。
たしかに、けっこうだぶだぶしていそうですね。
By Linda Tanner [CC BY 2.0], via flickrまた、陸地の決まった場所にお気に入りの石を隠しておくこともあるそうです。
貝やカニを割るだけでなく、海に潜るための重しとしても使っているそうですよ!
道具を使える動物はサルのなかまなどにもいますが、お気に入りの道具をキープしておくのはラッコだけだそうです☆

ちなみに、石で叩き割るほどの硬い食べ物ばかり食べているラッコ。
歯のエナメル質の硬さは人間の2倍以上だそうです!!
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「
哺乳類で一番毛深いのは、あの可愛いラッコだった」というびっくりな記事はこのブログが始まったばかりの頃に書いたものですが、なんとその量、8億~10億本!
1つの毛穴から80本近くも生えていて、人間の髪の毛全部をコインくらいの大きさにギュッと集めたような状態だそうです。
ふ、ふさふさすぎる!
By bfurlong [CC BY-SA 2.0], via flickrなんでそんなに毛深いのかというと、彼らが暮らす北の海の温度は5度~10度程度。
つまり海の中でも寒くないように、あったかい毛皮をまとっているんです。
でも、唯一毛が生えていない手のひらがコチラ。

か、可愛い! じゃなくて、本当だ、毛がない!
直接海水に触れるのはやはり寒いので、寝るときは手を海につからないように上げておくそうです。(笑)
だったらあったかいところに住めばいいじゃない! と思うのですが、これもまた難しいところで、なんとラッコはそのぶ厚い毛皮ゆえに、20度以上の水温になると毛皮の中に水が入りこんで沈んでしまうんだそうです。。。
うーん、悩ましい。。。

ちなみに「ラッコ」はアイヌ語からきていて、「ラ」の方にアクセントがあったそうですよ☆
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体の大きなゾウ。アジアゾウなら体高3m、アフリカゾウに至っては4m近くにもなるというからびっくりです!!
頭がよく、訓練すれば人にも従順な性格ですが、その身体の大きさから、動物園では飼うことがとても難しいとされている動物です。
By RayMorris1 [CC BY-NC-ND 2.0], via flickrというのも、ゾウのオスには1年に1度、通常時の20倍の男性ホルモンが出る発情期、「マスト期(ムスト期)」と呼ばれる時期があります。
「マスト期」のゾウは側頭部から、刺激臭のあるタール状の謎の液体が大量に分泌されます。
By Yathin S Krishnappa [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commonsイラ立ちで目がギラギラし、近くのものを攻撃したり、壊したり、手が付けられないくらい凶暴になります。

このマスト期のゾウを扱うのは大変困難のため、少し前の動物園はメスのゾウばかりでした。
今はゾウの保護のため、動物園は展示するゾウを自分たちで繁殖させなくてはならず、オスのゾウも飼われるようになりました。
でも、マスト期のゾウは非常に危険なので、お客さんの前には出せません。

ちなみに、「ゾウには表面積を求める公式」が存在します。
それがコチラ!
シュリクマー関数:
ゾウの表面積=8.245+6.807×ゾウの身長+7.03×ゾウの前足の太さ
ゾウの表面積は、「ゾウの身長」と「前足の太さ」に比例して大きくなるというものですね。
なんでもインドでは病気になったゾウの投薬量を決めるのに、ゾウの表面積を使っているそうです。
ゾウの体重は重すぎて測るのが大変ですもんね。。。
この公式のおかげで、実際にインド象の生存率が格段に上がったそうです!
この公式を発明したシュリークマー博士(K.P. Sreekumar)は、2002年にイグ・ノーベル賞の数学賞を授与されました☆
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