大きすぎて動かせない目玉
小さな体に大きな耳、そしてさらに大きな目玉の宇宙人のようなサル。
その名もメガネザルです! ものすごい目力!

メガネザル
By Roberto Verzo [CC BY 2.0], via flickr

体長わずか12~3センチメートル。体重は100グラム程度。
脳も3グラムしかありませんが、その両の目玉は脳より重くなります。

メガネザル
By Erwin Bolwidt [CC BY-NC-SA 2.0], via flickr

あまりにも眼球が大きすぎて、頭蓋骨との隙間がほとんどないため、メガネザルはあまり目玉を動かすことができません。

そのかわり、首ごと180度後ろに回して、ほぼ真後ろまで見渡すことができます。
彼らは夜行性ですが、目もいい上に耳もいいので、真っ暗な夜の森でもエサとなる虫を探すことができるのです!

メガネザル
By Erwin Bolwidt [CC BY-NC-SA 2.0], via flickr

この姿勢から助走もなしに、2メートルもの大ジャンプを行います。
狙われた虫は気づく間もなく捕えられて食べられてしまいます。

このメガネザルの大ジャンプですが、着地の瞬間は大きな目をぎゅっとつぶっています。
目が大きい分、虫が暴れたら危ないですものね。。

メガネザル
By riNux [CC BY 2.0], via flickr

ちなみにエサを探すときは、まず音をたよりにするそうです。
こんなに目が大きくても、視覚で探すわけではないんですね~意外!!



[参考文献等]






おサルのアイアイは悪魔の使い
アーイアイ♪ アーイアイ♪ おサ~ルさぁんだよ~~~♪

可愛い童謡で誰もが知っているアイアイですが、現地マダガスカルではなんと、「悪魔の使い」としておそれられています。

その御姿がこちら!!

アイアイ
By Tom Junek (Own work) [CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

……ギャー!! こわっ!!!Σ(((゚ロ゚;)))))

でもたまたまこの写真が怖いだけかもしれませんよね。

アイアイ
By Tom Junek [CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

アイアイ
By Tom Junek [CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

アイアイ
By Tom Junek [CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

やっぱりこわいっ! お花とたわむれていてもこわい!! Σヽ(`д´;)ノ
どう見ても、おサルさんより悪魔の使いです。。

そんな恐ろしい姿のアイアイですが、サルであることは間違いなく、ボサボサでまばらの黒い被毛と、白くて長い保護毛に覆われています。

夜になると、キツツキさながら細くて長い中指で木の幹を叩き、前歯で木の皮をかじりとって、中にいる昆虫をひっぱり出して食べてしまいます。

その細くて長い中指がこちら。

アイアイ
By Dr. Mirko Junge [CC-BY-SA-2.0], via Wikimedia Commons

やっぱりこわい!!! ヾ(゚Д゚)ノ




[参考文献等]






世界で一番北に住むサル
2016年は申年ですね。

ところで世界で一番北に住むサル、それはわれらがニホンザルです!
というのも一般的にサルは暑いところに生息しており、ヨーロッパや北米などには住んでいないのです。

ニホンザル
© KENPEI

ニホンザルの英語名は、なんだか素敵な「snow monkey」。
やっぱり寒いのでしょうね、温泉につかるサルもニホンザルだけだそうです。


ニホンザル
© sheilapic76

ところでニホンザルのおしりが赤いのは、皮膚が薄くてその下の血管が透けて見えるからです。
人間同士が顔で相手を識別できるように、ニホンザルはこのおしりの赤さで仲間を見分けることができるようです。




[参考文献等]