雪のように真白なシロクマ。またの名を、ホッキョクグマ。
北極に住む彼らは周囲の雪や氷にとけこむため、真白な姿をしていますが、実は「
シロクマの毛皮は無色透明で、地肌は黒色である」という記事は先日書いた通りです。
By Alan D. Wilson [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commonsそんな実はどこも白くないシロクマ、夏になると緑色になることがあるんです!!

ほ、ほんとだ! 思ったよりだいぶ緑!!
洗っても落ちないそうで、動物園の飼育員さんたちは頭を悩ませたそうです。
これは一体どういうことなのでしょうか?

先日の記事の通り、「
シロクマの毛はストローのように中が空洞の構造」なのですが、実は夏になると、この空洞に「藻」が発生してしまうことがあるんです。
それでこんなに緑色になってしまったんですね。(^_^;
実際に、この緑化したシロクマはミドリグマと呼ばれています。
By rubyblossom. [CC BY-NC 2.0], via flickrこんなに真白に見えるのに、毛は無色透明、肌は黒く、夏は緑色で、名前はシロクマ。
なんだかややこしいクマですね!
実は緑化する動物はシロクマの他にもいたので、よろしければ
コチラの記事もお読みくださいね☆
[参考文献等]
地上最大の肉食動物、シロクマ――正式名称はホッキョクグマですが、本当のところ、白く見えて白い熊ではありません。
実は毛の色は半透明で、地肌の色は黒なのです!

中心が空洞となっている半透明の毛は極寒の北極でも効率よく太陽の熱を吸収することができ、また海を泳ぐときの浮力も作り出すそうです。

ちなみにこの毛、足の裏のにくきゅうにまで生えています☆
[参考文献等]