サラブレッドより速く走る二本足の動物
突然ですが、問題です。
時速70kmのサラブレッドよりも速く走る、二本足の動物はなんでしょう?

ダチョウ
By No machine-readable author provided. [CC BY-SA 2.5], via Wikipedia

正解は、世界最大の鳥類、ダチョウでした!
彼らは飛べませんが、サラブレッドと同じ速さで走れる非常に駿足な鳥です。
しかもそのまま長時間走り続けられる持久力も兼ね備えているんです。
飛べない豚はただの豚でも、飛べない鳥はただの鳥、というわけではなさそうですね。

ところで、そんなダチョウのオスとメスの見分け方、ご存知ですか??

ヒントは、奥がオスで、手前がメスです!!

ダチョウ
By Peter Miller [CC BY-NC-ND 2.0], via flickr

そうです、体の色が黒いのがオス、茶~灰色っぽいのがメスです。
これは保護色になっていて、オスは夜の闇、メスはサバンナの大地の色にまぎれて、ヒナを交代で守っているそうですよ☆

ダチョウ

ちなみに、ダチョウには人間が乗ることもできるようです。
怖そうですが、一度乗ってみたいですね~♪



[参考文献等]






千鳥足の千鳥ってなに?
早いもので、もう4月。ようやくあたたかくなってきましたね!
夜になれば新年会や歓迎会で、ちょっと飲みすぎてしまった「千鳥足」の人も見かけます。

ところで、この「千鳥足」って、一体なんのことなのでしょう?

シロチドリ
By Bogbumper [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

チドリは小鳥のなかまで、日本でも川や湖などの水辺でよく見られます。
脚の親指にあたる骨が退化していて、他の鳥とはちょっと違う歩き方をします。
なんと千鳥、右足と左足を同じ直線上に踏み出す、モデルウォーキングなんです!



なるほど、さすがモデルウォーク!(>_<)
スズメなどは両足で跳びはねて前進しますが、チドリはなかなかスマートに歩いている気がします。
……でも、あれっ? これが「千鳥足」なんでしょうか?

コチドリ
By Alpsdake [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

実は子育て中のチドリは、ヒナのいる巣に外敵が近づいたとき、傷ついたふり(擬傷)をして外敵の気をひき、ヒナから遠ざける行動をとります。その羽を広げて左右にジグザグとふらつく姿が、「千鳥足」なんです!



なるほど~たしかに千鳥足!
みなさんも飲みすぎには気を付けてくださいね。




ちなみに、マフラーや洋服などでもおなじみの「千鳥格子」。
千鳥が連なって飛んでいるように見えるからそのように呼ばれているようですが、もとは英国発祥の模様。
現地では、ハウンドトゥース・チェック。つまり「猟犬の牙」のチェックと呼ばれているとのことでした!



[参考文献等]






知らなかった!ハトの3つの奇妙な生態
誰もがご存知「ハト」ですが、実はこのハト、誰も知らない驚きの生態の持ち主なのです。

① ハトは授乳する!?

ハト
By Jean-Daniel Echenard [CC BY-ND 2.0], via flickr

言うまでもなく鳥類ですが、オス・メスともに素嚢(そのう)と呼ばれる喉の消化器官で、鳩ミルク(ピジョンミルク)と呼ばれるミルクを作り、まるで哺乳類のように雛に与えて育てます。

ミルクといってもチーズのような、白~黄色っぽい塊です。オスもミルクを作るなんて、哺乳類以上のイクメンと言えますね!


②年中繁殖期!?

1日に何度も交尾を行い、年に7~8回も産卵をします。つまり、人間同様、年中繁殖期です。
だから、いつでも、どこでも、あんなにたくさんいるんですね!

ハト
By Augustus Binu [CC BY-SA 3.0], via Wikipedia


③首を振らなくても歩ける!?

ハトは首を振りながら歩くため、首を固定したら歩けないと思っている人もいますが、もちろんそんなことはありません。

実はハト、暗闇を歩かせると、首を振らず、脇目も振らず、普通にサッサと歩くのです!
人間が見ていないから? さすがにそんなことはありません。
ベルトコンベアを逆走させても、首を振らずに歩くそうです。

これは、なるべくある一点から頭を動かさないように歩くことで、視界の揺れを抑えているのではないかと考えられています。
バレリーナやフィギュアスケーターが回転するとき、目が回らないように最後まで頭を残して回るのと同じなんですね!

ハト
By Lou Gabian [CC BY-NC-ND 2.0], via flickr

どこでもわがもの顔で闊歩しているハト。じゃまだと思わず、今度じっくり観察してみてくださいね。
少し知るだけで、なんだか可愛く思えてくるものです。



[参考文献等]