「
チンパンジーの笑顔は恐怖の表情」という記事は先日書いた通りですが、でも実際のところチンパンジーは、本当に笑うことができるんです。
飼育員さんにくすぐられて、大笑いしているチンパンジーがこちら!
ずっと見ていると、なんだかつられて笑ってしまいます。(笑)
それにしても、笑う動物ってあまり聞かないですよね。
笑えるのは、チンパンジーやゴリラなどの類人猿。それからアメリカの研究によると、一部のネズミがくすぐった時に「ハッピーノイズ」という人間には聞こえない超音波の笑い声を出すことがわかったそうです。

ちなみに、チンパンジーは人間にもっとも近い動物と言われ、DNAの98%以上が一致すると言われています。
でも、人間とバナナもDNAの50%が一致するそうです。……えっ!? Σ(゚Д゚),
[参考文献等]
テレビの動物番組でもよく見かけるチンパンジー。
頭がよくて、ひとなつこくて、笑顔もとってもかわいいですね!

ところがチンパンジーの笑えない話――実はこの表情、チンパンジーの「恐怖の表情」なんです!
歯を大きくむき出して見せるこの表情は、「グリマス」 (grimace=しかめっつら)と言って、自分より強いチンパンジーに見せる、敵意がないことを示す服従の表情らしいのです。
笑えない話、もとい、笑っていない話ですね。
『……。』
By Rennett Stowe [CC-BY-2.0], via Wikimedia Commonsそれでは今度こそ本当に笑えない話。
握力300kg以上あるとも言われる大人のチンパンジーは、非常に凶暴で獰猛な一面を持っています。
なかまのメスに暴力をふるったり、なかまの赤ちゃんを殺してしまったり、共食いしてしまうことがあるのです。
なぜそんなことをしてしまうのか、現在はまだ解明されていないようです。
[参考文献等]