最高時速70kmもの猛スピードで、サバンナを軽やかにはねまわるカンガルー。
同じ2本足といえど人間がまねをして両肢跳びをしたら、カンガルーならぬうさぎ跳び。
遅いわしんどいわ体に悪いわでいいことなしです。。
でも、カンガルーは大変エネルギー効率のよい跳び方をしているため、ほとんど疲れることなしに高速で長距離を移動することができます。
とっても低燃費カーならぬ、とっても低燃費カンガルーなんです!
By Chris_Samuel [CC BY 2.0], via flickr
By Chris_Samuel [CC BY 2.0], via flickrご覧の通り、カンガルーは長い長いアキレス腱をバネにし、太いしっぽを上下させてその反動を利用することにより、肢の筋肉をほとんど使わずに跳躍し続けることができます。
1回力を加えると弾み続けるバネと同じ原理ですね。
だから、4本肢の動物よりもずっと少ないエネルギーで走ることができるんです!
有袋類最大のアカカンガルーは、乾季には水を求めて1日になんと200kmも移動することがあります。
By Mike Souza [CC BY-SA 2.0], via flickrちなみにカンガルーは後ろに跳ぶことはできないので、バックはできません!
[参考文献等]
みなさん、カンガルーとワラビーの違いを知っていますか?

昔の人が骨の特徴などから彼らを区別しようと頑張りましたが。。。できませんでした。m(__)m
彼らの違いは大きさだけです。
大きいのが「カンガルー」。小さいのが「ワラビー」。
そしてなんと、まんなかくらいの「ワラルー」がいます☆
ところでそんなカンガルーやワラルー、ワラビー、それからコアラなど、有袋類のほとんどはあまり子宮が発達していません。
胎盤ができないため、おなかの中で赤ちゃんを育てることができないのです。
だから妊娠期間はほんの1か月程度。
とても未熟な状態で生まれてきた赤ちゃんは、ほんの1グラムしかありません。でも、生まれてすぐに自力でお母さんの袋の中にもぐりこみ、おっぱいに吸いつきます。
半年間くらいはずーっとそのままおっぱいに吸いついているので、赤ちゃんが大きくなるにつれて、赤ちゃんが落っこちないようにお母さんの乳首も大きくなります。

お母さんの袋の中の可愛い赤ちゃん。
その姿勢ですが、実は身体はいつもお母さんと向かい合わせで、首だけ後ろを向けてこっちを見ています。
[参考文献等]